消費者金融で19歳がお金を借りるならどこ？プロミス一択？学生ローンとの違いも解説

結論から言うと、19歳の方が申込可能な大手消費者金融は、現在『プロミス』のみです。成年年齢が引き下げられたとはいえ、多くの金融機関は貸し倒れのリスクを考慮し、申込可能な年齢を自主的に満20歳以上と定めているのが現状です。

その中でプロミスは、満18歳から74歳までの方を申込対象としています。ただし、19歳の方が申し込む場合は、高校生でないこと、そしてアルバイトなどによる安定した収入があることが絶対条件です。さらに、年齢に関わらず収入を証明する書類の提出が必須となります。審査基準を満たせば、19歳でもプロミスからお金を借りることは十分に可能です。

アコムやアイフル、レイク、SMBCモビットといった他の大手消費者金融は、残念ながら現時点では19歳の方の申し込みを受け付けていません。これらの消費者金融は、公式サイトの申込条件に『満20歳以上』と明記しており、19歳の方が申し込んでも審査に進むことさえできません。

このように、19歳と20歳では、選択できる大手消費者金融の数に大きな違いがあります。以下の表で主要な大手消費者金融の年齢条件をまとめました。

この表からもわかる通り、19歳の方が大手消費者金融を利用する場合、実質的にプロミス一択となるのが現状です。

急にお金が必要になった場合、即日融資が可能かどうかは非常に重要なポイントです。結論として、19歳の方が即日でお金を借りることは可能です。Yahoo!知恵袋などでは様々な情報が飛び交っていますが、金融機関の公式サイトに記載されている情報が最も確実です。

例えば、プロミスは最短3分での融資に対応しており、審査や手続きがスムーズに進めば申込当日に借入ができます。即日融資を実現するためには、いくつかのポイントがあります。まず、平日の午前中など、金融機関の審査対応時間内に早めに申し込むことが重要です。次に、申し込みはWEB完結を利用すると手続きが迅速に進みます。そして最も大切なのが、本人確認書類や収入証明書といった必要書類を事前に不備なく準備しておくことです。これらの準備を怠ると、確認に時間がかかり、即日融資が難しくなるため注意しましょう。

19歳の方が消費者金融からお金を借りる際に、収入証明書なしで契約することはできません。これは貸金業法で定められているルールとは別に、貸金業界の自主規制ルールが大きく影響しています。

日本貸金業協会が策定したガイドラインでは、若年者への過剰な貸付を防ぐ観点から、20歳未満の人への貸付に際しては、貸付額にかかわらず収入状況を示す書類の提出を求め、返済能力を慎重に確認することが定められています。このため、プロミスに申し込む19歳の方は、必ず収入証明書の提出が必要です。アルバイトなどで安定した収入があったとしても、それを客観的に証明できなければ審査を通過することはできません。具体的には、直近2ヶ月分の給与明細書や源泉徴収票などを用意しておく必要があります。

19歳の方が初めて消費者金融を利用する場合、借入可能な限度額（キャッシング枠）は、一般的に10万円から30万円程度と、比較的低めに設定されることが多いです。なぜなら、19歳の方は社会人経験が浅く、まだ収入が安定していないケースが多いため、金融機関側も返済能力を慎重に判断するからです。

もちろん、借入限度額は貸金業法で定められた『総量規制』の範囲内で決まります。これは、年収の3分の1までしか借りられないというルールです。例えば、アルバイトで年収が90万円ある場合、理論上の上限は30万円となります。しかし、審査では収入だけでなく、勤務形態や勤続期間なども考慮されるため、必ずしも上限額まで借りられるわけではありません。最初は少額からスタートし、返済実績を積むことで将来的に限度額が増額される可能性はあります。

19歳の方が利用できる金融サービスは、大手消費者金融のプロミスだけではありません。他にもいくつかの選択肢が存在します。

例えば、学生の方であれば『学生ローン』が利用できます。学生ローンは、学生を専門に対象としており、一部の業者では18歳から申込が可能です。また、既にクレジットカードを持っている場合は、そのカードに付帯している『キャッシング枠』を利用して現金を引き出すこともできます。ただし、クレジットカードの申込時に親の同意が必要だったケースもあります。

その他、ろうきん（労働金庫）のカードローンも18歳以上から申込可能な場合がありますが、『同一勤務先に1年以上勤務』といった条件があり、19歳の方にとってはハードルが高いかもしれません。このように、利用できるサービスは限られますが、自分の状況に合わせて最適な方法を検討することが大切です。

もしあなたが学生であれば、消費者金融だけでなく『学生ローン』も有力な選択肢となります。学生ローンとは、その名の通り学生を融資対象に特化した金融サービスです。

大きな特徴として、消費者金融の金利が年18.0%前後であるのに対し、学生ローンは年15.0%～17.0%前後と、やや低めに設定されている傾向があります。融資額は5万円から30万円程度が一般的で、少額の資金ニーズに応える形になっています。『カレッヂ』や『フレンド田』といった一部の学生ローンでは、18歳以上の学生であれば親の同意なしで申し込むことが可能です。アルバイトによる安定収入は必要ですが、学生という立場を考慮した審査が期待できる点はメリットと言えるでしょう。

インターネットで学生ローンを検索すると、『カレッヂはやばい』といった関連キーワードが表示されることがあり、不安に思う方もいるかもしれません。結論から言うと、学生ローン『カレッヂ』は国や都道府県に正式に登録された正規の貸金業者であり、法に則って運営されているため安全に利用できます。

『やばい』という噂が立つ理由として、違法なヤミ金業者と混同しているケースや、返済を長期間延滞してしまい、厳しい督促を受けた人の経験談である可能性が考えられます。正規の金融機関であっても、返済が滞れば当然、法的な手続きに則った督促が行われます。重要なのは、利用しようとしている金融機関が正規の業者かどうかを自分で確認することです。金融庁のウェブサイトにある『登録貸金業者情報検索サービス』を利用すれば、業者名や登録番号を入力するだけで簡単に確認できます。これを怠らなければ、危険な業者に騙されるリスクは大幅に減らせます。

ゆうちょ銀行に口座を持っている方は、『貯金担保自動貸付け』という制度を利用できる可能性があります。これは、自分の総合口座に担保となる定額貯金や定期貯金がある場合に、普通預金の残高が不足しても、貯金額の最大90％まで自動的にお金を借りられる仕組みです。

この制度の最大のメリットは、金利が非常に低い点です。担保となる貯金の約定利率に年0.25％程度を上乗せした金利で借りられるため、消費者金融などと比べて返済負担を大きく抑えられます。未成年の口座であっても、担保となる貯金があれば利用対象となりますが、手続きの際には親権者の同意が求められる場合があります。事前にまとまった貯金がある場合に限られますが、条件に合う方にとっては非常に有利な借入方法と言えます。

お金を借りる際に、家族、特に親に知られたくないと考える方は少なくありません。結論として、いくつかの点に注意すれば、親にバレずに借りることは可能です。しかし、一つでも手順を誤ると知られてしまうリスクがあるため、慎重な行動が求められます。

郵送物に注意

最も注意すべきは、自宅に届く郵送物です。消費者金融からの契約書類や利用明細書が自宅に届くと、家族に見られてしまう可能性が高まります。このリスクを避けるためには、申し込み時に『WEB完結』や『カードレス契約』が選択できる金融機関を選びましょう。これらの方法であれば、契約から借入、返済までの手続きがすべてオンライン上で完結し、原則として自宅への郵送物がなくなります。

電話連絡に注意

申込内容の確認や、勤務先への在籍確認のために電話がかかってくることも、家族に知られる一因となり得ます。多くの消費者金融では、プライバシーに配慮し、担当者の個人名で電話をかけてくれます。また、プロミスのように原則として電話による在籍確認を行わない方針の会社もあります。申し込みの際は、連絡先として必ず自分の携帯電話番号を正確に記入し、万が一電話があった場合でも自分で対応できるようにしておきましょう。

返済の延滞は絶対に避ける

最も重要なのが、返済を絶対に延滞しないことです。返済日に遅れてしまうと、確認のための電話が携帯にかかってくるだけでなく、最終的には督促状が自宅住所へ郵送されます。これが、家族に借金が知られてしまう最大の原因です。借りる前に必ず無理のない返済計画を立て、返済日を厳守することが、秘密を守る上で何よりも大切です。

Twitter（X）などのSNSで、『#個人間融資』『#お金貸します』といったハッシュタグを付けて、簡単にお金を貸すと謳う投稿を見かけることがあります。審査なし、未成年OKといった甘い言葉に惹かれるかもしれませんが、これらの個人間融資は絶対に利用してはいけません。

その理由は、これらの投稿主のほとんどが、個人を装ったヤミ金業者だからです。正規の貸金業登録をせずに行われるこれらの貸付は、法外な高金利を要求されるだけでなく、返済が少しでも遅れると脅迫的な取り立てを受けたり、個人情報を悪用されたりする危険性が非常に高いです。実際に金融庁も、SNSなどを利用した個人間融資に対して強い警告を発しています。安易な気持ちで連絡を取ってしまうと、取り返しのつかないトラブルに巻き込まれる可能性があります。お金に困っていても、必ず国に登録された正規の金融機関を利用してください。

お金が必要になった時、すぐに借金を考えるのではなく、まずは自分自身の力で資金を確保する方法を検討することが重要です。借金には必ず返済義務と利息が伴いますが、これから紹介する方法にはそれがありません。

一つの方法として、アルバイト先での『給料の前借り』があります。勤務先が制度を導入している場合や、相談に応じてくれる場合は、既に働いた分の給料を給料日前に受け取ることができます。これは借金ではなく、あくまで賃金の受け取りなので、信用情報に影響することもありません。

また、即金性で言えば『日雇いや単発のアルバイト』も有効な手段です。イベントスタッフや倉庫内での軽作業など、働いたその日のうちに給料がもらえる仕事は数多くあります。少しの時間と労力は必要ですが、リスクなく現金を手にすることができます。他にも、自宅にある不要な服やゲーム、本などをフリマアプリで売却することも、手軽に始められる資金調達法です。

今回の記事で解説した通り、19歳の方でも、大手消費者金融のプロミスや一部の学生ローンを利用してお金を借りることは可能です。しかし、成年として契約するということは、その全ての責任を自分自身で負うことを意味します。かつての未成年者のように、親の同意がなかったことを理由に契約を取り消せる『未成年者取消権』は、もう行使できません。

お金を借りる前には、必ず以下の点を再確認してください。まず、プロミスのような正規の金融機関を利用する場合でも、収入証明書の提出は必須です。そして、SNSなどで見かける個人間融資には絶対に手を出さないでください。また、借金をする前に、日雇いバイトや不用品の売却など、自分で稼ぐ手段がないかも検討しましょう。

やむを得ずお金を借りる場合は、必ず『いくらなら毎月無理なく返せるか』という視点で返済計画を立て、その計画を厳守することが何よりも重要です。計画的な利用を心がけ、安易な借入で将来の自分の可能性を狭めることがないようにしてください。